どんなしわでもエイジングケア化粧品で予防や改善ができる?

しわには、主に乾燥による小じわ、真皮の衰えによる真皮じわ、顔の表情のくせによる表情じわの3種類があります。小じわはエイジングケア化粧品によって改善できますが、真皮じわや表情じわは、できてしまうとエイジングケア化粧品で改善することはできません。そこで、今回は、スキンケアやエイジングケアでのしわの予防や改善の対策のポイントについてご紹介します。

小じわのスキンケアやエイジングケアでの対策

小じわの原因は肌の乾燥なので、保湿ケアが基本です。予防や改善の対策として、肌の乾燥をそれ以上進行させないことはもちろん、乾燥しにくい素肌づくりが重要になります。そのためには、単に保湿成分を補うだけでなく、バリア機能とターンオーバーを正常化させることを意識してエイジングケアを行うことが大切です。
しわ対策の化粧水なら、水溶性の高保湿成分であるプロテオグリカン配合のものがおすすめです。ただし、化粧水だけでは保湿が不十分な場合も多いので、美容液や保湿クリームも使って保湿をしましょう。美容液や保湿クリームなら、油溶性の高保湿成分であるセラミド、中でもヒト型セラミド配合のものがおすすめです。ほかにも、スクワランやシアバターは、水分の蒸発を防いでくれるので、おすすめの油溶性の保湿成分です。

真皮じわと表情じわのスキンケアでの対策

真皮じわは、加齢により、肌のハリのもととなる真皮のコラーゲンやエラスチンが減少すること、線維芽細胞が衰えることが原因です。そのため、予防の対策として、コラーゲンやエラスチンの生成を促す成分が含まれているエイジングケア化粧品を選ぶとよいでしょう。おすすめのエイジングケア化粧品成分は、ナールスゲン、ネオダーミル、ビタミンC誘導体、ビタミンA誘導体などです。

もちろん、保湿も大切です。さらに、紫外線対策をしっかりとして、紫外線ダメージから肌を守ることも、真皮じわの予防には大切です。また、紫外線のアフターケアとして、ビタミンA誘導体、C誘導体、E誘導体を配合したエイジングケア化粧品を外出前後に使うこともおすすめです。

ただし、これらの対策で、目立ってしまった真皮じわを消すことはできないので、真皮じわができる前の予防や今以上進行させないための対策であることを理解しておきましょう。

表情じわも真皮じわと同じく、目立ってしまってからではエイジングケア化粧品で消すことができません。しかし、表情じわは肌の乾燥や肌の老化によってさらに進行していくので、できる前の予防や今以上進行させないための対策として、保湿化粧品やエイジングケア化粧品でのケアは大切です。

まとめ

深く刻まれたしわは、エイジングケア化粧品では改善できませんが、予防はできます。だから、早い段階で化粧品でのしわ対策のエイジングケアを行いましょう。もちろん、スキンケアやエイジングケアに加えて、肌のターンオーバーをよくする食事や、良質な睡眠などを意識した生活習慣を心がけることも大切です。